トヨタハリアーに関して「ハリアーやめたほうがいい」という意見が存在するのはご存じでしょうか。
トヨタの中でもラグジュアリーSUVとして人気モデルのハリアーですが、一部のユーザーではハリアーの高いガソリン代が経済的な負担になると感じています。
また、ハリアーの車体の大きさや、一部の機能が期待に応えられなかったことから、「ハリアーやめたほうがいい」と感じる人もいます。
この記事では、ハリアーの購入に対するこれらの懸念点を踏まえ、購入を迷っている方々へ解決できる情報をまとめています。
ハリアーを購入する際には、これらのポイントを十分に理解し、自身のニーズや期待に照らして判断することが重要です。
【この記事でわかること】
トヨタ『ハリアー』はやめたほうがいいのか？その理由を解説
トヨタ『ハリアー』はやめたほうがいいのか？後悔しないための仕様の選択
車関係の仕事には約6～7年ほど在籍しており買取から販売の多数の経験を活かし、車関係の情報を発信し現在300記事ほど執筆しています。
この記事の目次
ハリアーやめたほうがいいのか？その理由を解説
ハリアーは本当にやめたほうがいいのか、ハリアー購入の際にどのようなデメリットがあるのか以下の内容で解説していきます。
- 燃費が良くない
- ボディサイズが大きい
- 中古のレクサスも買える
- 車体価格が高い
- ローンも高額
- 世間的なイメージが良くない
燃費が良くない
ハリアーの公式カタログに記載されている燃費は、WLTCモードでガソリン車が15.4km/L、ハイブリッド車が22.3km/Lとされており、これは比較的高燃費として捉えられます。
しかし、実際の運転状況における燃費は、ガソリン車で10km/L、ハイブリッド車で16km/L程度となることが多いようです。
これらの燃費はMサイズクラス（2,000cccクラス）のミニバンと同等であり、特に悪いわけではありませんが、現在のガソリン価格（リッター180円を例に）を考慮すると、燃費の良い車を求める声もあります。
そのため、一部のユーザーは、もっと燃費効率の良いコンパクトなミニバンを選んでおけばよかったと後悔している可能性があります。
同じくらいの維持費、同じくらいの車体価格であれば、利便性が高いミニバンを選べばよかったという声が多いです。
ボディサイズが大きい
現行モデルのハリアーは、最小回転半径が5.5メートルに設定されています。
これは、初代（10系）と2代目（30系）のモデルが5.7メートルだったのに対し、3代目（60系）でダウンサイジングの影響を受けて5.3メートルに縮小され、機動性が向上したことを考えると、少々逆戻りした形です。
新型の80系ハリアーではボディサイズが大きくなり、それに伴い最小回転半径も拡大しました。
最小回転半径が5.5メートルもあるということは、車庫入れやUターンなどの取り回しに苦労することが予想されます。
特にこれが日常的な状況であれば、その不便さにうんざりする可能性もあります。
SUVとしてのハリアーは車高が高く、それにより広い視界を確保できるという利点がありますが、一方で車のすぐ近くにある低い障害物や子供などは見えにくいというデメリットも存在します。
さらに、車高の高さが子供や高齢者にとって乗り降りしにくい場合もあるため、利用シーンによっては不便を感じることもあります。
中古のレクサスも買える
ハリアーは多くの人々が憧れる車種で、所有することでステータスを手にしたような感覚を得られると言われています。
それにもかかわらず、同じクラスの車であっても、例えばレクサスNXを選べば、2.4Lエンジンに8速オートマチックトランスミッションを搭載したモデルで、満足度は大きく異なる可能性があります。
レクサスNXは価格が140万円以上高く設定されているものの、中古車市場で購入するという選択肢も存在します。
さらに、国産ブランドにこだわらなければ、同じ予算範囲内で輸入車のSUVを選ぶことも可能です。
輸入車の方が、時には周囲からの注目や羨望を集めやすいかもしれません。
車体価格が高い
ハリアーの購入を後悔する一因として、その高価格が挙げられますが、多くの場合、価格に見合った価値があると感じる人は多いです。
しかしながら、高額な投資をしたにも関わらず期待に反する結果になった時、その失望感は大きくなりがちです。
特に、購入のために無理をしてローンを組み、その返済に苦しむことは避けたい状況です。
見た目には支払い可能に見えても、維持費用も含めたトータルの出費は思いのほか大きく、生活が圧迫されるほどでは購入の意味が失われてしまいます。
最終的にローンを支払えずに大切なハリアーを手放さなければならなくなる事態は、何のための購入だったのかという疑問を抱かせる結果となります。
ローンも高額
を購入した後、実際に負担となってくるのがローンの支払いです。
自動車は、購入時のコストだけでなく、継続的なガソリン代、税金、任意保険料、メンテナンス費用、そして予期せぬ修理費用など、予想外に多くの経費がかかるアイテムです。
家庭では子どもの誕生や進学などで固定費が増加することもあり、また収入が減少する可能性も考慮する必要があります。
節約できる出費は存在しますが、ローンの返済は避けて通れないものです。
例えば、400万円を借り入れた場合、毎月5万円の返済に加えて、ボーナス期には20万円の返済を5年間続けることが必要になります。
このような長期にわたる金銭的負担は、車購入を検討する際に十分に考慮すべき重要な要素です。
世間的なイメージが良くない
かつてハリアーは、裕福な中高年男性の間で人気のある車種とされていましたが、現在では若い世代の男性にも注目され、見栄を張りたい層にも人気があるというイメージが広がっています。
一部では、本当に高収入があればレクサスLXのような更に高級な車を選ぶはずだと捉えられており、収入に見合わないにもかかわらずハリアーを購入していると見られている可能性もあります。
このような見方をされているとすれば、それは些か不快に感じるかもしれませんし、実際にその通りであれば、なおさらのこと、腹立たしい気持ちになるかもしれません。
ハリアーやめたほうがいいのか？後悔しないための仕様選択を解説
ハリアーやめたほうがいいのか？
購入を前向きに検討している場合、以下の内容の選択を注力していきましょう！
ページ下部には、更にオススメの仕様についてのリンク先も掲載しています。
- グレードの選択
- パワートレインの選択
- ナビゲーションの選択
- メーカーオプションやディーラーオプションの選択
グレードの選択
車の購入時にはグレード選択が常に頭を悩ます問題の一つです。
ハリアーを例にとると、最も手頃な「S」グレードでは、プロジェクター式LEDヘッドライトやLEDデイタイムランニングランプが標準装備されておらず、オプション追加もできません。
これにより外観にも差が出てきます。
また、12.3インチのTFTカラーメーターにマルチインフォメーションディスプレイを備えた高級感あるダッシュボードは「S」グレードでは選べず、代わりにずっと小さな7.0インチのディスプレイが標準装備されています。
タイヤとホイールに関しても、「S」グレードは225/65R17サイズのみとなっており、他のグレードとは異なります。
このように「S」グレードと他のグレードとの間には大きな違いがあり、購入前にこれらの違いに満足できるかどうかを慎重に検討することが重要です。
最上位グレードを選べば、このような後悔はないでしょうが、それには相応の出費が伴います。
車を購入する際には、グレードごとの装備の違いを十分に理解し、後悔のない選択をすることが肝心です。
パワートレインの選択
ハリアーの購入時には、ガソリン車とハイブリッド車の選択が重要な判断ポイントとなります。
この選択が後悔の要因になることもあり得ます。ガソリン車とハイブリッド車の間には約59万円の価格差が存在しており、これは10万キロメートル以上走行することで回収可能な差と見られています。
そのため、年間に3万キロメートルを走行するようなユーザーは、ガソリン車を選択したことを後悔している可能性があります。
逆に、年間1万キロメートル未満しか走らないユーザーにとっては、ハイブリッド車の燃費のメリットを十分に享受できないかもしれません。
このような状況では、自分の走行習慣や用途を考慮して、どちらのモデルを選択するか慎重に判断することが重要です。
ナビゲーションの選択
ハリアーに搭載されているナビゲーションシステムはディスプレイオーディオを採用しており、オーディオレスの設定は提供されていません。
ナビの画面サイズは、12.3インチと8インチの2種類がありますが、これは車両のグレードによって決定され、例えば「G」や「S」グレードでは、オプションを追加しても12.3インチのナビゲーションシステムを選ぶことはできません。
12.3インチのナビゲーションシステムはその存在感において圧倒的であり、8インチのものを選択した場合、後で後悔する可能性も考えられます。
さらに、現行ハリアーにおけるナビゲーションシステムでは、CDの再生やDVDの視聴ができない点に注意が必要です。
このため、車内で音楽や映像を楽しみたい場合は、他のメディアや接続方法を検討する必要があります。
メーカーオプションやディーラーオプションの選択
ハリアーを購入する際、多くの方がオプション選択に頭を悩ませたでしょう。
予算の制限によって断念しなければならなかったオプションもあったかもしれません。オプションには、ディーラーオプションとメーカーオプションがあり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
ディーラーオプションは、後からでも比較的容易に追加できるものが多く、追加費用も比較的抑えられる傾向にあります。
これに対して、メーカーオプションは車両購入時にしか選べないものもあり、後から装着しようとすると高額なコストがかかるか、そもそも後付けが不可能な場合も少なくありません。
スペアタイヤの装着も一見シンプルな作業に思えますが、必要な取り付け部品を揃える必要がある他、古いタイヤの処分といった追加の手間が発生します。
これらの点を考慮すると、ハリアーの購入と同時に、将来を見越して慎重にオプションを選ぶことが重要です。
まとめ ハリアーやめたほうがいいのか？後悔しないための選択肢を解説
今回は、ハリアーやめたほうがいいのか？後悔しないための選択肢を解説しました。
ハリアーの購入は大きな投資であり、グレード選択、パワーユニットの選び方、オプションの有無など、各要素を慎重に考える必要があります。
細心の注意を払っても後悔するリスクは完全には消えませんが、事前の綿密な検討により、購入後に後悔する可能性は大幅に減少します。
また、購入に際して無理をしてはならないわけではありませんが、かかる費用については慎重に評価し、過度に楽観的な財務計画を立てるべきではありません。自分の経済状況を現実的に把握し、その上で最適な判断を下すことが重要です。
今後も、ハリアーやめたほうがいいのか、後悔しないための選択肢を随時更新しつづけていきます。
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