WordPressには、記事・固定ページを一意に識別するために、パーマリンクと呼ばれる文字列を設定する必要がございます。
パーマリンクは初期設定時の段階で設定する必要がございます。しかし私の場合は、設定したつもりで運営をしており、気づいたときには既に80記事書いていました。
正直初歩的なミスをしてしまいまして、今回は運営途中でパーマリンクの設定を変更とそのリスクについて簡単にまとめてみました。
パーマリンクとは?
まずは、WordPressを利用して日が浅い方のためにパーマリンク(Permanent link)についてご説明いたします。
パーマリンクとは、ブログの個々の投稿、カテゴリーなどの投稿一覧ページへの恒久的(半永久的)な URL です。パーマリンクは、他のブロガーがあなたの投稿やセクションにリンクを張るときや、投稿へのリンクを Eメールで送ったりするときに使います。個別の投稿への URL は常に存在して決して変らないようにすべきです。そういう訳で、「perma」リンクといいます。
簡単にまとめると、パーマリンクは「記事」「固定ページ」にそれぞれに設定されている「住所」のようなものです。
そもそも、ブログやWebサイトなどにURLというのは、そのページの住所を表す文字列となります。
WordPressでは、記事、固定ページ、カテゴリー、タグなどにはID番号が割り振られております。デフォルトのパーマリンクだと、URLだけを確認しても分かりづらいというのが難点です。
パーマリンクの設定変更は住所変更と同じ
前述の通り、WordPressのパーマリンクというのは、記事や固定ページの住所という説明をしました。パーマリンクを設定を変更するというのは、すなわち住所変更という事です。
通常の生活において引っ越した際はどういった手続きを行いますか?市役所や契約しているサービスの住所変更と手続きがたくさんあって面倒ですね。
WordPreeに限らず、WebサイトにおけるURLの変更というのはかなり面倒な作業となりますので、ご注意ください。
必ず初期の段階で設定する事をオススメします!
パーマリンクの設定は一番最初!
前述でも記載したとおり、パーマリンク(URL)の設定変更を運営の途中で行うのはかなり面倒です。
パーマリンクの設定は初期段階で必ず設定しあとから変更しないようにしてください。
これから始める方に関しては、スタート直後に設定をするというのを覚えておいてください。
パーマリンクの設定を変更してみる
では実際に設定を変更してみるとどのような事が起きるのか・・・・。
404 not found…
要はページが見つかりませんでした。というページが表示されてしまいます。リンク切れですね。
私の場合は、初期の設定のままでした。変更内容としては次のように変更しました。
投稿日の部分が不要でしたので、記事タイトルのみとしました。
では、パーマリンク上での設定方法は次の通りです。
または、【/%category%/%postname%/】というのも良いですね。
では何故この設定をした方が良いのかご説明していきます。
Googleが推奨するパーマリンクとは
Googleに推奨されているパーマリンクの設定であれば、SEO的にも効果が高いと考えれており、最適なパーマリンクと言えます。
では、何をもって最適とするのか。参考にするべき内容はGoogleの説明をご紹介します。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
可能な場合は、「IDではなく意味がある単語を使う」「人間が理解できる状態」の2つを満たすものが、Googleが推奨するパーマリンクとなります。
パーマリンクの設定の仕方
パーマリンクを設定する際に次の事を抑えておくと良いですね。
- ユーザーが理解しやすい構造
- 日本語や数字だけは×英単語で設定
- 短くシンプルに
- ハイフンを使う
ユーザーが理解しやすい構造
ユーザーがURLを見た時に、何の記事か想像ができるものだと良いですね。
論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
例えば次のように分かりやすい英単語を使用すると、何の記事か分かりやすいですよね。
1.× https://naui-ch.com/ar4ary4a45yat.com
2.〇https://naui-ch.com/blog-start.com
3.◎https://naui-ch.com/blog-how-to-start.com
日本語や数字だけは×英単語で設定
パーマリンクを設定する際は、日本語を使うのではなく英単語で表示するようにしましょう。
何故日本語はだめなのかというと、URLをコピペした際に日本語は文字化けしてしまいます。
⇩
https://naui-ch.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%81%AE%E5%A7%8B%E3%82%81%E6%96%B9.com
短くシンプルに
前述でもご説明した通り、URLはシンプルなのがオススメです。
〇https://naui-ch.com/blog-how-to-start.com
ハイフンを使う
短くシンプルなURLとはいっても、複数の単語が並んでしまうと読みづらい場合もございます。その場合は「-(ハイフン)」を活用し繋げましょう。
以前は「_(アンダーバー)」を使用していましたが、推奨はされていません!
URL では区切り記号を使うと効果的です。http://www.example.com/green-dress.html という URL の方が、http://www.example.com/greendress.html という URL よりずっとわかりやすくなります。URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。
パーマリンクを途中で設定を変更するリスク
パーマリンクを設定は初期段階で必ず設定をするというご説明をしましたが何故なのか。
URLが変わってしまった場合、新しいドメイン変更と認識されてしまいこれまで積み上げてきたSEO評価がリセットされてしまいます。
SEO評価がリセットされてしまうと、アクセス数がガタ落ちしてしまう可能性は大きいです。
文字通りリセットというのは、初期状態です。また初めからSEO対策をする必要がございます。
では、どうしたら良いかご説明します。
リダイレクトの設定
パーマリンクを設定変更後は、必ずリダイレクトの設定を行ってください。今回は小難しい話はしないで、プラグインで解決します。
なぜリダイレクトが必要かといいますと、パーマリンクを設定前のURLがまだ生きているからです。例えば、SNSにURLが記載されている、被リンクが貼られているなど、どこかしらで使われています。その際、リダイレクトの設定をしないとリンク切れとなりページが正しく表示されません。
古いURLにアクセスしても、新しいURLに自動で転送してくれるリダイレクトの設定をしてください。
まとめ
私の場合は、80記事全部やるのは面倒だったのですべてをリダイレクトはしませんでした。
人気の記事10記事のみをリダイレクトの設定をし、SNSで貼り付けたURLは全て削除。ページ内記事リンクは置換プラグインをインストールし、一括変更をしました。
URL変更後は、Google Search Consoleでインデックスに再登録を優先的に行ってください。
プラグインに関しては使用したプラグインを記載しますのでご参考にしてください。
使用プラグイン:Redirection
初めて使用しましたが、古いURLと新しいURLを入れるだけなので設定は楽でした!
使用プラグイン:Search Regex
記事内の置換ができます。サイト内の記事リンクを設定していた場合、1個1個URLを貼り付けし直すのが面倒ですよね。 その場合は、古いURL⇒新しいURLに置換しなさいと設定するだけで、前記事設定できますよ!
また、リダイレクトの設定をせずにいるとアクセスはかなり激減し元に戻るまで1か月~2か月と時間がまたかかってしまうようです。
今回パーマリンクを設定をしSEOを強化しました。そしてリダイレクトの設定をしたところ激減するどころか過去最高のアクセス数を獲得しております!
リスクもございますが、パーマリンクを設定変更に悩んでる方はやってみるのも1つの手です。