車のちょっとした傷直しや、ボディ本来の艶を復活するために欠かせないのがコンパウンド。
コンパウンドといっても様々なメーカーからたくさんの商品が出ていて何を選べばいいか分かりませんよね。
車を磨きたくても、極細目?細目?粗目?どれがいいの?と困ってしまいます。
個人的にオススメなのが「3M(スリーエム)」さんのコンパウンドです。比較的手に『入れやすく』『使いやすい』印象があります。
今回は、3Mさんが取り扱っているコンパウンドの紹介と各製品を比較してみました。
・車のDIYが好きな方!
・車の小傷を消したい!
・洗車が好き!
【この記事を読む前の予備知識】
そもそもコンパウンドって何?
コンパウンドとは研磨粒子が含まれている液状のものやペースト状のものです。
簡単にいうと『磨き剤』ですね。
スポンジやクロスで車のボディを磨くことにより艶が復活したり、小傷が無くなったりします。
身近なものだと『歯磨き粉』も研磨粒子が含まれているため似たようなものと言えます。
この記事の目次
3Mコンパウンドとは?
まずは、3M(スリーエム)さんについてご紹介します。
3Mは、アメリカミネソタ州のセントポールに本社を置く企業。
登記名は「ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー」といいます。
主に化学製品や、自動車部品から文房具まで幅広いカテゴリーの製品を展開しています。
身近なもので3M製品だと、両面テープの製品でよく見かけるかと思います。3Mの両面テープは長期間、接着力が強く木材からクルマのボディ、プラスチックなど様々な素材に施工することが可能です。
コンパウンドの選び方
カー用品やホームセンターなどでも販売されているコンパウンドは、シリコンやワックスが含まれている「油溶性コンパウンド」が大半となります。
コンパウンドを使用することによりキズを除去作用と、ワックス成分でキズを埋めていくという作用が両方働き、短時間で同時に綺麗になる特賞があります。
しかし、一時的に綺麗になったように見せるだけで、洗車後や時間の経過とともにワックスで埋めていた傷が表面に出てきてしまうという事があります。
安価で手に入れやすいですが、その場の応急処置にすぎません。
では、どのようなコンパウンドを選択すればよいか。
プロの方使用するコンパウンドは、『ノンシリコン』『ノンワックス』のものを使用しています。成分で誤魔化すという施工ではなくコンパウンドで研磨し塗装面を綺麗に平らにするという施工方法となります。また、塗装面の状態を把握しやすくなります。
しかし、ボディ本体にまで深い傷は綺麗にできません。塗装の層であれば傷の周辺を削って均一にし、滑らかにすることにより目立たなくなります。塗装の層を1枚剥がすというイメージだと分かりやすいかと思います。
洗車では落ちないような『雨じみ』や『くすみ』なども落とすことが可能です。
ポリッシャーを使用して作業をする場合は、『ノンシリコン』『ノンワックス』の製品を選択しましょう。
今回ご紹介するほかにもピカールも『ノンシリコン』『ノンワックス』となります。
3Mコンパウンドおすすめコンパウンド
それでは、3Mのおすすめコンパウンドを紹介いたします。
基本的に業務用製品のため内容量はかなり多いです。そして金額も高額となります。
しかし、品質は間違いないですね!
DIY用などに小分けにして販売されているものもあるので、お試しにはちょうど良いです!
初めてコンパウンドを使うならこれ!!
3Mのコンパウンドが小容量(150ml)3本セットになっています!通常の製品を購入すると業務用のものとなり揃えるのに1万円は超えてしまうでしょう。頻繁に使用しない、試しに使ってみたいという方は小分けにされている商品がオススメです!製品の細かい内容は後述で記載いたします!
- ハード1(5982)極細め 2000番程度
- ハード2(5985)超微粒子 4000番程度
- ウルトラフィーナプレミアム(5949)
ハード1は超硬研磨粒子により優れた切削性を発揮し、ハード2は優れた切削性で艶良く仕上がります。
そして、ウルトラフィーナプレミアムは幅広い塗膜を効率的に仕上げることのできるハイパフォーマンスコンパウンドです。
ハード1、ハード2でも満足いかない場合はウルトラフィーナプレミアムを使用すると良いですね。
ハード・1L 極細目 5982
ハード・1Lは極細目の液状コンパウンドとなっており、超硬研磨粒子が含まされており高い切削性があります。
塗装色の傷消しや、水垢除去にも有効な製品です。
2000番程度のペーパー目を除去することが可能です。
・極細目(約2000番程度のペーパー目除去)
・用途:目消しや肌調整
・容量:750ml 液状タイプ
・淡色車にオススメ
ハード・2L 超微粒子 5985
ハード・2Lは超微粒子のコンパウンドとなっており、傷消し、光沢仕上げまで可能な製品です。
高性能な研磨剤が含まれているため、超微粒子ながらも傷やバフ目などの除去も可能です。仕上げの光沢磨き能力にも優れています。
また、淡色車、濃色車に使用可能となっており、特に濃色車には高い効果が得られます。
いつもよりも美しい艶が出るようになる製品です!
磨き作業に慣れていない初心者の方で削りすぎてしまうのが心配という方には、こちらのハード・2Lがおすすめです!
一本あれば傷消しから艶出しまで行えます!
・超微粒子
・用途:仕上げ
・容量:750ml 液状タイプ
・淡色車、濃色車に使用可能
ダイナマイトカット DC-1L 5936R
ダイナマイトカットは、目消しや肌調整におすすめの液状タイプのコンパウンドとなっております。
切削性に優れているため、荒めに擦ったキズにも効果的です。
雨染みを除去する事もできます。
仕上がりもキメ細かく均一に仕上げることができ、伸びが良く少量で済み扱いやすい製品です。
【製品仕様】
・用途:目消し、肌調整
・容量:750ml 液状タイプ
ウルトラフィーナ プレミアム 5949
ウルトラフィーナプレミアムは、目消しやは調整用の液状コンパウンドとなっております。
塗装面の状態を把握しやすく、磨きすぎや磨き残しを防止し丁寧に仕上げていく事が可能です。
砂や擦れた傷のような小さいものであれば均一に平らにしてくれます。また、明るい色でも暗めの色までカバーできる優れものです。
1回の施工で3gほどが推奨されているためコストパフォーマンスにも優れた製品となっております。
【製品仕様】
・用途:目消し、肌調整
・容量:750ml 液状タイプ
ウルトラフィーナ HGN 5969R
ウルトラフィーナ HGN 5969Rは、肌調整後の仕上げ用コンパウンドとなっております。
肌調整後にさらに艶を出したいという方におすすめです。
バフ目や、オーロラマークを除去する性能に優れているため、ダブルアクションポリッシャーを使用することにより、性能が発揮されます。
施工方法として、乾きききるまでに磨き上げることが容易なため、べたつきも少なく綺麗に仕上げることができます。
【製品仕様】
・用途:仕上げ
・容量:750ml 液状タイプ
ウルトラフィーナ グロスアップ 5959
ウルトラフィーナ グロスアップ 5959は、最終仕上げの艶出し専用のコンパウンドとなっております。ダブルアクションポリッシャーの使用で最大限効果が発揮されます!
各コンパウンドで施工後に最終仕上げとして、利用されオーロラマークを確実に除去することが可能で、納車前やイベント前などには活躍する製品です。
・用途:艶出し及びオーロラマーク除去
・容量:473ml 液状タイプ
3Mコンパウンドの比較表
では実際にどの製品がどのような使用方法、用途などを比較していきましょう。
商品名 | 用途 | 容量 | 価格帯 | 備考 |
ハード1 | 目消し肌調整 | 750ml | 約2,000円~ | 2000番程度のペーパー目が除去できる 淡色者におすすめ |
ハード2 | 仕上げ | 750ml | 約2,000円~ | 淡色車、濃色車にお勧め 初心者向き |
ウルトラフィーナプレミアム5949 | 目消し肌調整 | 750ml | 約4,500円~ | 磨きすぎ防止 さまざまな色に対応 良く伸びるため極少量で足りる |
ウルトラフィーナ HGN 5969R | 仕上げ | 750ml | 約4,500円~ | 肌調整後の仕上げに最適 バフ目、オーロラマーク除去 |
ウルトラフィーナ グロスアップ 5959 | 最終仕上げ 艶出し | 473ml | 約4,500円~ | オーロラマーク除去 最高の艶が出る |
- 目消しや肌調整の製品で傷や雨染みが消えるか確認
- 消えれば仕上げの製品で塗装面を整えていきましょう
- ①で消えない場合は、ハード2やウルトラフィーナプレミアム5949で試してみると良いです!
- 最後の仕上げは、ウルトラフィーナ グロスアップ 5959で艶復活!!
場所によっては錆の原因となってしまうので、しっかりと板金修理をオススメします!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は3M製品のコンパウンドをご紹介させていただきました!
ドライブ前やデート前、愛車をいつもより綺麗にすることができる製品となっています!
効果のほうはYouTubeなどの動画で比較してみたいですね!
当ブログではオススメのカー用品もご紹介しています!
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>>ボディ磨きの必需品!!液体コンパウンド!!3Mコンパウンド比較表はこちら!!